裏表がある人の心理的特徴7選!【行動、良い人、裏の顔、演技】

裏表がある人の心理的特徴

周りにいる人を使用したいと考えている

裏表のある性格の人というのは、周囲の人を上手に使用したいと考えていることがあります。

例をあげるとこの相手は自分自身にとって得になりそうだと判断すれば、良い顔を見せて接することで相手の信頼を勝ち得ようとします。

自分自身の本来の姿は決して表に出すことをせず、上辺だけで良い人を演じるのです。

さらにこの演技が相手にバレることはないと高を括っており、実際、表の顔しか見せていない相手からの評判は良いのです。

なので終始ニコニコとして一見人当たりの良い人が、その裏では実はものとても性格が悪かったなんてこともあります。

ただし、これは自分自身にとって使用価値のある相手に対してだけで、それ以外の相手に対しては裏の顔というか本来の顔をのぞかせます。

これは使用価値のない者に対して、良い顔をする必要なんてないといった心理が働くからで、見方を変えれば裏表のある性格の人は利己的だと言えると思います。

このように自分自身が付きあう相手を損得勘定で選ぶのが裏表のある人であり、また常に自分自身にとって使用可能な相手かそうでないかを伺っているのがこのタイプの人の目立った特徴です。


自分自身のプライベートや本音は明かしたくないと考えている

裏表のある人というのは、自分自身の本音の部分を決して見せない人でもあります。

なので一見すると人当たりが良さそうで誰とでも仲良くなれそうな雰囲気でありながら、よくよく観察してみると周囲と壁を作っているといったことがあります。

このタイプの人は普通であれば周囲からすれば何を考えているのか分からない、捉えどころのない人物だと映ることと思います。

しかし裏表のある人というのはずっと本音を隠して生きてきたわけなので、実際のところは周囲からは表と裏の顔を使い分けていると見抜くことはなかなか難しいのです。

またこうしたタイプの人は自分自身の本音やプライベートは明かしたくないわけなので、自ら進んで話をすることはあまりないのも特徴です。

人の話は黙って聞いていてもいざ自分自身の話となると話をそらしてしまったり、何かと理由をつけてその場から去ってしまうのです。

さらに裏表のある人は、裏の顔はことさら明かさないよう気を付けています。

何しろ日頃は人当たりの良い表の顔を演じているのなので、裏の顔がバレてしまってはそれまでの信頼を失ってしまうことになります。

そしてそのことは本人が一番よく分かっていますから、上手に表と裏の顔を使い分けているのです。

自身の短所をよく分かっている

裏表のある人というのは、簡単に言えば相手によって態度を変える人のことを指しますよね。

ではどうしてコロコロとその態度を変えるのと思いますか。

それは自身の短所や欠点をよく分かっており、そのマイナスの部分をさらけ出すと相手に嫌われてしまうと分かっているからです。

このマイナスの部分こそが裏表の裏に当たるわけですが、他者に嫌われたくない、よく見られたいという思いが強いがために裏表の激しい性格となって表れるのです。

またその代わりに自分自身の長所を必要以上にアピールするのも、裏表のある人の心理的な特徴です。

欠点を隠す代わりに長所を存分にアピールし、それによって良く見られようとするのです。

こうしたタイプの分かりやすい行動と言うと例をあげると家では自己中心的な振る舞いをしているのに、一歩外へ出るとたちまち大人しくなってしまうといったものが挙げられます。

他にも本来はわがままな性格なのに、SNS等では良い人を演じるなんてことも同じように裏表があると言えますよね。

ですがこうした言動はすべて自分自身の短所や欠点をよく分かっているからで、ある意味、自身を客観的な目で見ることの可能な人ということになるかもしれません。


自分自身に自信がない

裏表のある人の心理には、「自分自身に自信がない」というものが強い傾向があります。

そもそも裏表がある人というのは、一般的に人によって態度や言動などをコロっと変える人のことを言いますね。

誰にでも表面的にニコニコしていて人当たりが良く見える人が、実際の本性は違っていて裏表がある、ただの八方美人だった…というときがかなり多いようです。

良い人だと思って仲良くしていたのに、実は影で悪口を広められていてショックを受けた、なんて経験のある人も少なくないかもしれません。

裏表がある人というのは、自分自身に自信がなく、本当はとても繊細で傷つきやすい、弱い心の持ち主なのです。

そもそも自分自身に自信があるのであれば、わざわざ人によって態度を変える必要はありませんよね。

いつもありのままの同じ自分自身でいるとボロが出てしまう、自分自身の嫌なところを隠したい、良く見られたい…という思いから、自然に人によって態度を変えてしまうのです。

また、表面上はニコニコ仲良くしながら裏で陰口を言うような人も、陰口を言うことで自分自身の自信のなさをカバーしています。

陰口を言うことで自分自身の劣等感を隠し、優越感を得たいという気持ちがあるのです。

その場の空気を乱したくない

裏表がある人というのは、基本的に「正直でない、思ったことをストレートに言わない人」です。

でも、ある意味それは完全に間違っているとも言えませんね。

というのは、嘘も方便という言葉がある通り、この世の中、なんでもバカ正直に話せばよいというわけではありません。

人を守る為の嘘や、その場をやり過ごすための嘘…そのような嘘をついたことのある人は多いはずです。

ですので、裏表のある人というのは「その場の空気や状況を読んで、TPOに合った対応が可能な」という面もあるのです。

良く言えば、その場の空気を乱すのが嫌だという心理からくると言うことも可能です。

つまり、正直に言うことで揉めたくないという、事なかれ主義だということですね。

でも、人によって言うことが違っていたことが後からバレてしまうと、「あの場ではああ言っていたのに、あいつは嘘つきだ」と、逆に余計なトラブルを起こしてしまうということも十分にありえますね。

このような裏表は、その場をやり過ごす為についた嘘が結局墓穴を掘ってしまいます。

なので、空気を乱さないつもりが結局更に悪い結果を招いてしまう、ということも往々にしてあります。

人をランク付けしたがる

裏表がある人の特徴としてもう1点、人をランク付けしたがるということがあります。

例をあげると学校においても最近は「スクールカースト」という言葉があります。

これは、インドのカースト制度になぞらえたもので、その名前の通り学校での生徒の序列のことを言います。

容姿がよくて人気者、運動部で活躍している人は1軍、一般の生徒は2軍、容姿の悪い人やオタク系などは3軍…という感じです。

もちろん学校に限らず、社会の中にはそのような序列が存在しますよね。

人間というのは、どうしても序列をつくりたがる生き物なのです。

そしてその序列の中で自分自身の居場所を探し、回りの人との関係を作るのに必死になるのです。

そして裏表がある人というのは、このようなランク付けに非常に敏感です。

誰がランク上位にいるのか、そして誰が下位なのか、という点を常に気にしています。

自分自身も可能なだけそのランクの上のほうに位置したい、そして自分自身より下の人を見下したいという気持ちがあるため、自然にランクが上の人には擦り寄ったり媚を売ったりするのです。

世渡り上手な点もあるのかもしれませんが、やはり見下される側としてはたまったものではありませんよね。

裏表がある人との付き合い方は慎重になろう


多くのとき、裏表があるものです。

しかし、それを露骨に表現する人との付き合いに対しては、やはり慎重にならなければ、そのうちあなたが痛い目にあってしまうと思います。

相手の表の部分だけをみて信用したとしても、相手はそのつもりは一切なく、あなたのことを影ではボロクソに言うことだって十分ありえます。

そう考えていたら誰も信用できない!となりますよね。

そんなときは、やはり相手の言葉で判断するのではなく、行動で判断すると大きな失敗は防げるはずです。

言葉ではどんなに良いことを言っていても、行動が伴っていなければ、それがその人の本心なのです。

そうやって選別していけば、本当に深く付き合うべき人はどんな人か、わかるようになります。